サンボルハの製材工場
製材工場ではクマルーの製材、プレーナー加工までを視察しました。ラパスで最終加工する前のデッキ材と中国向けフローリング用材のランバーの加工までです。
製材はウッドマイザーとハンドソー2台による製材→平割にした後→デッキ・フローリング寸法再割→厚み規制のプレーナー加工、と進みます。
工場は立ち上げたばかりで充分な設備は整っていませんが、今ある設備を工夫して加工生産していました。工場本体の建設から始まり、機械のメンテナンスやライン・ジグの改良、また、発電や電気設備等、全てのことを自分達で行わざるを得ない環境です。
工場は二交替制で夜の10時まで稼働、時間がゆったり流れる、南米ボリビアの田舎町では考えられない姿を見せさせられました・
終業まで食事はなし、飲み物は冷えていないコーラです。今回は、こんな起業家のありのままの姿を見て、びっくりしました。そして、一緒になってこの製品を商売にのせたいという気持ちにもなりました。そのためにも、品質とコストで皆様に自信を持って薦められる製品を作り上げて、供給するのが弊社の責務だと改めて感じた次第です。
最後まで商談を重ね、この工場で加工し、ラパスで乾燥させた半完成品を購入することを決めました。今、組合員皆様にご提案している製品が、弊社で最終のモルダー加工をした製品です。ご利用頂けると光栄です。
工場からの帰りは例の二人乗りバイクに乗り、野犬に後を追われ、ホテルに帰りました。
翌日はトリニダ経由でサンタクルスへ戻り、少しお土産を買うつもりでしたが、予期せぬ出来事に巻き込まれました。
サンボルハからトリニダへは5人乗りのセスナでの稼働です。出便は当然遅れましたが、当日は天気も良く、機体の揺れもなく、上空から地上の景色を見ることが出来ました。
ところどころにある、アイランドフォレストと呼ばれる島のような森林群では、一部が四角形や長方形に伐採されている光景も見ました。たまたま見た、この伐採地には計画伐採で撞木を残すという姿は見られませんでしたので、計画伐採と違法伐採が混雑しているのか、または再生林を計画していない伐採地なのか、わかりませんが上空から地上を見ると、いろんな意味で感慨深いものがありました。
事件に巻き込まれた、中継地のトリニダはボリビアの北東部にあるペニー県の都市です。
日本人との関わりは深く、1910年頃から、天然ゴムの生産で好景気であったこの地へ、ゴム産業や関連産業に従事するためにペルーから渡って来たらしく、現在でも多くの日系人が暮らしていて、トリニダ日系人会が組織されているとのことです。
ただし、日本語を話し生活している人はごく少なく、日系人会も実質的な活動はあまりないと紹介されています。